章立てとそれぞれの考え方前ページでご紹介したモデル就業規則の構成をもとに、それぞれの章立てをもう少し詳細に見ていくことにします。 |
1 総則総則には一般的に、就業規則の目的や、適用範囲、従業員や社員の定義といった内容が記載されます。これらは、絶対的必要記載事項ではないための会社がその内容を比較的自由に規定することができます。例えば「はじめに」などと題して経営者の思いのたけを存分に書いてもよいですし、経営理念や経営方針、社是・社訓といったことを書くこともできます。その他就業規則全体に関わってくる規定(会社の組織体制や、勤続年数等の計算方法など)はこの総則に記載するのが通常です。 |
2 採用・異動「採用・異動」の章では、一般的に採用や異動、また試用期間や休職等に関する事項を定めています。 |
3 服務規律「服務規律」の章は、一般的に職場の規律を保つ為の勤務態度や、遵守事項について定めます。就業規則をリスクヘッジのための経営ツールとして活用するために大切な規定であり、労働時間や休日、賃金といった基本的な労働条件と並んで非常に重要な、就業規則の屋台骨のひとつといえます(相対的必要記載事項) |
4 労働時間・休憩・休日「労働時間・休憩・休日」の章では、一般的に、所定労働時間、休憩時間、休日や所定外労働、深夜労働等に関する事項を定めます。就業規則の絶対的必要記載事項であることから、これを省略することはできません。労働基準法に照らして違反のない範囲で、会社の実態にきちんと合うように作成することが必要です。 |
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